ちなみに、「PRODUCE101」シリーズのシーズン1で誕生したガールズグループI.O.I(アイオーアイ)の場合は、活動終了後にそれぞれの所属事務所に戻って、多くのメンバーが新たなガールズグループのメンバーとして再デビューを果たしました。現在はそのほとんどのグループが解散してしまったこともあって、全体的にI.O.Iの元メンバーたちの活動は苦戦している印象で、現在も順調な活動をおこなっているのはソロアーティストとして活動するキム・チョンハくらいです。I.O.Iは再結成の話が何度か出ていますが、実現には至っていません。
シーズン2で誕生したボーイズグループWanna One(ワナワン)の場合は、I.O.Iのメンバーたちとは異なり、グループではなくソロとして活動するメンバーが多くなりました。最終順位が1位だったカン・ダニエルはソロデビューアルバムの初動売上枚数がソロアーティストとして歴代最高を記録するなど、目覚ましい活躍を見せています。それから、キム・ジェファンは日本でも大ヒットした韓国ドラマ「愛の不時着」のOSTに参加するなど歌唱力が高く評価されていて、子役出身のパク・ジフンもドラマ主演を果たすなど俳優としても活躍しています。このように、Wanna Oneの元メンバーたちはI.O.Iの元メンバーたちに比べれば、順調なソロ活動を展開しています。
ファンが予想するIZ*ONEメンバーたちの今後とは?
IZ*ONEのメンバーのうち、AKB48グループに所属していた日本人メンバーの宮脇咲良、矢吹奈子、本田仁美の3人はIZ*ONEの専任活動が終了した後、宮脇咲良と矢吹奈子はHKT48に、本田仁美はAKB48にそれぞれ復帰しました。宮脇咲良は6月にHKT48を卒業しましたが、今後の活動を巡ってはBTS(防弾少年団)が所属する芸能事務所と契約を結ぶのではないかという報道もありました。宮脇咲良の動向は、日本のファンだけでなく韓国のファンの間でも注目されています。IZ*ONEの活動によって韓国で知名度を高めた3人のメンバーが今後、韓国でも活動をおこなうのかも気になるところです。
韓国人メンバーの中で具体的な活動が決定したメンバーはまだいませんが、個人のインスタグラムを開設するなど、それぞれ今後の活動に向けた準備に入っていて、ファンの間では今後の活動を巡って様々な予想がされています。
MONSTA Xや宇宙少女などが所属するSTARSHIPエンターテインメントに籍を置くアン・ユジンとチャン・ウォニョンは、STARSHIPエンターテインメントの新しいガールズグループのメンバーとして再デビューするのではないかと言われています。それから、LOVELYZやRocket Punchなどが所属するWoollimエンターテインメントに籍を置くクォン・ウンビとキム・チェウォンも新たなガールズグループから再デビューする可能性が高く、その一方でRocket Punchに途中加入するのではないかとも噂されています。
その他のメンバーでは、カン・ヘウォンが所属する芸能事務所が日中韓合作の購読型ガールズグループを準備しているという報道があって、カン・ヘウォンもそのグループから再デビューすると見られています。聞き慣れない「購読型」のガールズグループということで、韓国でも変に注目されています。それから、キム・ミンジュは俳優が多い芸能事務所に所属していることもあって、演技活動に軸を置いて活動していく可能性が高いです。
I.O.IやWanna Oneの事例を見ると、グループ完全体で活動していた頃に比べると勢いに陰りがあるのは事実で、さらに男性アイドルよりも女性アイドルのほうが厳しい状況となっています。今後、IZ*ONEの元メンバーたちが日本と韓国でどのような活動をおこなっていくのか見守っていきたいです。