韓国の人気サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101」の日本版が2019年に初めて制作されましたが、今年の4月からその第2弾となる「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」の配信が無料動画サービスGYAO!でスタートしています。SEASON1と同様、国民プロデューサーによる視聴者投票によって101人の練習生たちがグローバルボーイズグループとしてデビューできる上位11人の座を争います。デビューメンバーが決定する最終回は6月13日の14時からTBS系列で生放送される予定です。
ちなみに、SEASON1ではボーイズグループJO1(ジェイオーワン)が誕生しました。「PRODUCE 101」で誕生したアイドルグループは日本版のJO1、韓国版のIZ*ONE(アイズワン)やWanna One(ワナワン)のように、「101」にちなんだグループ名が付けられているので、新しく誕生するグループ名にも注目が集まっています。
JO1はジャニーズ一強を崩せるか?
昨年正式にデビューしたJO1はデビューシングルから3作連続で初週売上20万枚を突破しました。この記録を達成したのは男性アーティストではジャニーズグループとK-POPグループのSEVENTEENしかいないので、いかにすごいことなのかが分かるでしょう。JO1と同じくK-POPの育成ノウハウによって誕生したガールズグループNiziU(ニジュー)とともに、アイドルファンから一定の支持を集めています。
JO1は吉本興業が設立にかかわった芸能事務所(LAPONEエンタテインメント)に所属していることもあって、音楽番組だけでなくバラエティ番組にも数多く出演して順調にグループの知名度を上げています。また、グループとしての活動だけでなく、メンバー個人で俳優や声優にも挑戦しています。今後もメンバーの個性に合わせて活動の幅を広げていきそうです。韓国版の「PRODUCE 101」で誕生したアイドルグループは期間限定での活動でしたが、JO1には今のところ活動期限はありません。SEASON2でこれから誕生するボーイズグループとの共演も今から楽しみですね。
グローバルボーイズグループを掲げるJO1は昨年12月に開催されたアジア最大級の音楽授賞式「2020 Mnet Asian MusicAwards (MAMA)」でパフォーマンスを披露し、BestNew Asian Artist賞も受賞しました。また、今年2月には韓国の音楽番組「M COUNTDOWN」への出演も果たしています。JO1はすでに韓国や中国でも注目されるようになっていて、韓国を皮切りに本格的に海外へと進出していきそうです。
JO1になれなかった「PRODUCE 101 JAPAN」参加者たちのその後
019年に行われた「PRODUCE101 JAPAN」で上位11人に入れず、JO1のメンバーになれなかった12位以下の参加者たちは今どうしているのか気になるところですが、彼らのほとんどが番組終了後も芸能活動を続けています。一番多いのは参加者同士でボーイズグループを結成するケースで、現在までにORβIT(オルビット)、OWV(オウブ)、BXW(ビーエックスダブリュー)といったグループが結成されています。さらに、参加者たちで構成された円神-エンジン-というパフォーマンスユニットもあります。「PRODUCE 101 JAPAN」に参加したことがきっかけで、芸能事務所に所属することが決まったり、YouTubeチャンネルを開設したりと、参加者たちがそれぞれの夢に向かって次のステップに踏み出しています。
現在、日本のボーイズグループはジャニーズ一強が続いていますが、JO1やSEASON2で誕生する新たなグループ、さらに「PRODUCE 101 JAPAN」の出身者たちが今後どんな活躍を見せてくれるのか大きな注目が集まっています。そして、「PRODUCE 101 JAPAN」の趣旨である日本発のグローバルボーイズグループに成長することを期待したいです。