みなさんは「PRODUCE 101」を知っていますか?
この番組は国民的アイドルグループを作り出すのが目的で、視聴者参加型でもあるため、アイドル大国の韓国では一大ムーブメントを巻き起こしています。
そして、その日本版が「PRODUCE 101 JAPAN」なのです。
韓国のPRODUCE 101で使用されている韓国の合宿施設を、日本版でも撮影場所として使用していることからも、力の入れ具合が分かります。
番組のシステムはというと、視聴者1人1人が「国民プロデューサー」となって、好きな参加者に投票するというもので、AKB48の総選挙に似ていますね。
101という数字は参加者の人数を表していて、この中から最終的にデビューできるのは人気上位の11人だけです。
PRODUCE 101 JAPANは、今年の9月からGYAO!(ギャオ)でネット配信が始まりました。
デビューメンバーが決定する12月まで、なんと全話無料で視聴できます。
韓国では最近、PRODUCE 101の投票結果にやらせがあったのではないかと物議をかもしていて、検察が捜査する事態になっています。日本ではそのような不正がないことを祈りたいですね。
韓国のPRODUCE 101は現在、シーズン4となる「PRODUCE X 101」までが制作されています。
シーズン1ではガールズグループのIOI(アイオーアイ)、シーズン2ではボーイズグループのWanna One(ワナワン)が誕生しました。
活動終了後も個人の高い知名度を活かして、それぞれのメンバーがアイドルグループやソロアーティストとして正式デビューを果たしています。
そして、日本からAKBグループのメンバーが参加して行われたシーズン3の「PRODUCE 48」では、日韓合作グループのIZ*ONE(アイズワン)が誕生しました。
IZ*ONEは今まさに韓国と日本で活動していて、シーズン4で誕生したボーイズグループのX1(エックスワン)は、今年の8月に韓国でデビューしたばかりです。
本家の韓国版と日本版では、異なる点もいくつかあります。
韓国版では番組のMCとなる「国民プロデューサー代表」をイ・スンギやBoA(ボア)といったエンターテイナーが務めていましたが、日本版では番組の制作を吉本興業がおこなっていることもあり、ナイティナインが務めています。
ですので、バラエティ色が強くなりすぎないかが心配する声もあるようです。
当然ですが、日韓での関心度にも差があります。
今のところPRODUCE 101の存在は、日本ではまだ一部の韓流ファンの間でしか話題になっていないようです。
今後日本でも国民的な関心を集められるのか注目です。
それから、韓国版の参加者が基本的には芸能事務所の練習生であるのに対して、日本版では全国オーディションを勝ち抜いた、プロダクションに属していない方も多く参加しています。
日本ではジャニーズ以外の男性アイドルグループがあまり活躍できていませんが、PRODUCE 101 JAPANで結成されるグループの活躍を皆さんで応援していきましょう!
Writer:真先燦
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