K-POPファンの中には、韓国語を勉強している人も多いことでしょう。K-POPや芸能界で使われる用語には、日本人が韓国語を学ぶ教科書や辞書に載っていないものも数多く存在します。そこで、K-POPファンが知っておくと役に立つ用語をいくつか紹介したいと思います。
※()内は直訳です。
「ウムセクカンペ(音色チンピラ)」
音色が優れている歌手をチンピラに比喩した言葉です。ほめ言葉のように聞こえませんが、男性歌手にも女性歌手にも良い意味で使われます。
「ウモンカンジャ(音源強者)」
配信チャートで上位にランクインする歌手のことを指す言葉です。韓国にはK-POPアイドル以外にも、このウモンカンジャがたくさんいます。日本の歌手だと、米津玄師やあいみょんが該当します。
「キーリングパート(killing part)」
短いながらも強烈な印象を与える曲の一部分のことを言います。例えば、TWICEの『CHEER UP』では、サナのパートの「シャーシャーシャー(実際には「shy shy shy」)」がキーリングパートに当たります。アイドルのヒット曲には、必ずといっていいほどキーリングパートが存在します。
「クルソンデ(はちみつ声帯)」
はちみつのように甘い声もしくはその持ち主を指す言葉です。歌手以外に対しても使います。
「コマクナムチン(鼓膜彼氏)」
まるで彼氏のように甘い歌声を聞かせてくれる男性歌手に対して使う言葉です。女性歌手に対しては「コマクヨチン(鼓膜彼女)」と言いますが、コマクナムチンのほうが頻繁に使われています。
「チッケム(直CAM)」
特定の芸能人やアイドルをファンが撮影した動画のことです。YouTubeにはアイドルグループやアイドルごとに、たくさんのチッケムがアップされています。チッケムから人気に火が付くこともあるので、アイドルにとっては非常に重要なんです。
「トック(オタク)」
日本語の「オタク」が変形した韓国語「オドック」の縮約形です。韓国では、○○オタクになることを「イプトク」と言います。もちろん、日本語のオタクも韓国で通じます。
「ノムサビョク(超えられない4次元の壁)」
どれだけ努力しても決して超えられないことを言います。ビジュアルやスタイルをほめる時に使うことが多く、歌手に対して使う場合は歌唱力が非常に高いという意味になります。
「ペンドム(fandom)」
日本語の発音では「ファンダム」で、熱心なファンの集まりのことを言います。韓国ではこのペンドムの大きさがとても重要で、K-POPアイドルは自分たちのペンドムを大きくするために日々努力しています。
「ヨシンミモ(女神美貌)」
字のとおり、女神のように美しい容姿を持つ女性に対して使う言葉です。男性に対して使う「ナムシンミモ(男神美貌)」という言葉もありますが、イケメンと言う時には「コンミナム(花美男)」のほうが多く使われます。
「ヨクチュヘン(逆走行)」
曲を発表した時には注目を浴びなかったけど、しばらく経ってから配信チャートを逆走して上位にランクインすることをこう言います。そして、そんな曲のことを「ヨクチュヘンソング」と呼びます。
これらのK-POP関連用語を覚えて、K-POPライフをもっとエンジョイしてください!
Writer:真先燦