2021年5月に韓国の人気ガールズグループGFRIEND(ジーフレンド)が契約満了による活動終了を発表しました。それまでなんの前触れもなくて、あまりにも突然の発表だったため、ファンはもちろんK-POP界に大きな衝撃が走りました。
韓国のアイドルグループはデビュー時に結ばれる契約が最長7年と定められている関係で、7年目までに再契約を迎えることになるのですが、有名グループでも7年の壁を乗り越えることができずに解散してしまうことが多いです。そして、GFRIENDもまた「魔の7年」を乗り越えることができず、デビューから6年で活動終了となってしまいました。
6人のメンバーのうち、ソウォン、イェリン、ユジュの3人は活動終了してからすぐ新しい事務所へと移籍しました。リーダーのソウォンは活動名を本名のキム・ソジョンに改名して女優に転身し、ムードメーカーだったイェリンも女優業を中心に活動していくようです。また、メインボーカルを務めていたユジュはアイドル界屈指の歌唱力を活かしてソロ歌手として歩み始めています。
残りのメンバーでVIVIZ結成

※VIVIZのインスタグラムより。
活動終了後に動きのなかったウナ、シンビ、オムジの3人も10月にBig Planet Madeエンタへと移籍すると同時に、3人組ガールズグループとして再デビューすることが発表されました。彼女たちの新たな所属事務所となったBig Planet MadeエンタはK-POPファンにも聞き慣れないと思いますが、2021年7月に設立されたばかりの新しい芸能事務所で、所属アーティストには元SISTARのソユと、男性歌手のホ・ガクがいます。
アイドルグループが解散したり、ブレイクできずに再デビューしたりすることは珍しくないですが、GFRIENDのような人気グループのメンバーが新しいグループを結成して再出発するというのは異例なことです。3人のメンバーたちは、自分たちのことを「即戦力新人」(韓国語直訳では「経歴職新入」)と称していて、再デビューを前向きに捉えています。
GFRIENDに代わる新たなグループ名はVIVIZ(ビビジ)に決まりました。グループ名のVIVIZは「Vivid Days」を縮めた言葉で、3人のメンバーたちの名前も1字ずつ入っています(ウナは本名のウンビから)。VIVIZはまだデビュー日が発表されていませんが、2022年にデビューする予定です。VIVIZが結成されてからGFRIENDの元メンバーたちも応援してくれているので、活動終了後もメンバーたちの関係は良好なようです。
再デビューするVIVIZにはGFRIEND時代の人気を維持できるのかに注目が集まっています。また、VIVIZの活動次第では、2022年に「魔の7年」を迎えるTWICEやSEVENTEENを筆頭に、これから契約満了を迎える人気グループにも影響を与えるかもしれません。人気グループがどのように「魔の7年」を迎えるにも注目しましょう。